アジャクシオから何とかしてボニファシオに到着した私たち。
今回は、ボニファシオの紹介です。
結論を先に言います。
ボニファシオは最高に素晴らしいです。
熱弁させてください。
秘境マニアの方にも自信を持ってオススメできます。
ボニファシオとは
ボニファシオは、コルシカ島のなかでも、最南端に位置する港町です。小さな港町なのですが、とんでもない絶景が見られるのが特徴。人口も3000人くらいしかいません。
快適すぎるホテル
前回の記事で書きましたが、やむを得ずヒッチハイクすることになり、イケメン(とは書いてないか)のスーパー最高なお兄さんに送り届けてもらったホテルです。ホテルの方々も本当に感じが良くて、終始暖かい気分。
お部屋の立地も最高です。窓を開けたらすぐ目の前が港で、なんと心地の良いことか。
この小さな港は、上から見るとこんなふうになってます。本当に素敵な港町。
ボニファシオの絶景ポイント
ボニファシオといったら、この要塞!カメラマンでもない私が撮ったのがこの写真。信じられますかこれ。こんな世界があるなんて。崖の上に小さな街が生きている。実際見ると、もっともっとど迫力です。ディズニー映画の舞台になりそう。この地に立っているだけで、ドラマの主人公のような気分になります。
もっと日が暮れると下の写真のような感じで、ただならぬ雰囲気を醸し出します。興奮して山の中を探索していたら、迷子になりそうになりました。…が抜け出せないような山ではないのでご安心を!
どこもかしこも絶景です。
こじんまりした町/美しい自然
町はとてもこじんまりしています。そして、海、山、港、草、花、自然がとっても美しい。海は青いし、風も気持ち良い。港を囲むようにホテルやレストランが立ち並んでいます。様々な喧騒から逃れて、本当にゆったりとした時を過ごすことができます。
魔のバス再び
最高すぎたボニファシオ。ボニファシオからアジャクシオまでまたあのバスで戻ります。行きと同様に…気持ち悪い。しかも、バスに乗る前に生ハムを商店で買って食べたことが原因なのか、より一層胃の中が気持ち悪い。なんとか耐えて無事アジャクシオに帰ってまいりました。
帰りのクルーズで事件が
アジャクシオからニースまでクルーズで戻ります。出発は朝の7時。行きはとっても快適に過ごした船内ですが、帰りは違った…。海のコンディションが凄まじく、大揺れ!!一緒に来ていた友人の顔がどんどん険しくなっていき、どこか、少しでもマシなポジションを見つけると言って、場所を移動していきました。数十分が経ち、友人の様子が気になった私は探しにいきます。お手洗いで吐いているかもしれない!とお手洗いに入った途端のことでした。
オエ!!!
…ヤバかったのは私でした。
私もかなり船酔いしていたのです。
友人を心配する気持ちが上回ってそれほど重症だとは思っていなかったけれど、トイレを見た瞬間安心するのは何なんでしょう。
かなりの間トイレに引きこもり、吐きまくりました。他の乗客もオエオエやっておりました。
※汚くてすみません。
海の状況によって船の揺れは激しく異なります。私はまさか自分が船酔いするなんて考えずに(車酔いはするタイプのくせに)自信満々で乗り込みました。
少しでも心配な人は、必ず酔い止めを飲んでおきましょう。注意ポイントはそれくらいでございます。
世界一優しいコルシカ島の人々
私は何十ヵ国の国々を訪れたことがあります。優しいなぁ、親切だなぁと思う国もたくさんありました。でも、今回ほど深く人の優しさに感銘を受けた国はありません。コルシカ島の人々は、本当に優しい!困っている人に手を差し伸べるのは当たり前、とにかくサラッと声をかけてサラッと問題を解決してくれるんです。それも、お節介ではなく、見返りを求めるなんてことも決してなく。みんながみんなベラボーに優しいんです。
なんていったって感動したのが、こちらから声を変える前にみんなが気にしてくれていること。かと言って、よそ者を見る目で接してくるわけでもないんです。誰に対しても平等に、誰に対してもただただ優しいんです。なんなんでしょうか、あの国の人々は。特別な訓練でも受けたのでしょうかと思ってしまうほどの神対応。
全員天使。
私たちがホテルを探しながら歩いていると、港沿いに立ち並ぶレストランのウェイトレスさん(テラス席があるので外をウロチョロしてる)が「あのホテルはあっちよ!」とサラリと教えてくれるんです。「うちでご飯どう?」と誘ってくることもありません。私たちがホテルに向かっていることがわかっているからです。もし私たちが少しでもお腹すいていそうだったら、レストランも紹介してくれたと思います(笑)
〝親切だけど余計なこと(不必要なこと)は言わない〟
コルシカ島の人々、みんなそうでした。アジャクシオの人々も、ボニファシオの人々も、老若男女全員優しかった。素敵すぎます。コルシカ島の人々にとって当たり前のことすぎて、人に意地悪したりだとかそんな発想微塵もないんでしょうねこの島の方々。人の優しさに飢えている人、今すぐにコルシカ島に行ってみてください。
私は、見たことのない景色を見ることが好きなので、同じ国に何度も行きたいとはあまり思わないのですが、コルシカ島にはまた絶対来たい!と心の底から思いました。
日本ではあまり名前を聞くことのない島ですが、めちゃくちゃオススメです!
ぜひぜひ生涯に一度は行ってみてほしいです。